「ビル管理」という言葉を聞いて、どんなことをしているかすぐに答えられる人は多くないと思います。
ビル管理は、“建築物管理”、“ビルメンテナンス”またはプロパティマネジメント(PM)と呼ばれたりもします。
例えば、起業して、新たにオフィスを構えるとします。いくつか空き物件を探して、入居したい物件を決めたとき誰に入居の申込みをするでしょうか?ビルオーナーさんに直接連絡するでしょうか?多くの場合は、管理会社や仲介業者に連絡するはずです。
また別の事例を考えてみます。あなたが飲食店を営んでいるとします。困ったことに、厨房の天井から突然雨漏りが発生したとします。この時、修理依頼の連絡は誰にするでしょうか?ビルオーナー?この場合も管理会社に連絡することが大半だと思います。
上で見たように、ビル管理会社はあまり目立ちませんが、オーナー様(所有者様)の代わって、ビルの日常的な維持・管理をしたり、関係者(テナント様等)の管理やテナントからの相談等に対応したりしています。
あまり目立たない存在ですが、ビルというオーナー様の大切な資産を守りつつ、関係者様が快適にご利用できるように、あらゆる場面で登場し、黒子役として尽力しております。
毎月末にテナント様から賃料等が入金されているか確認し、諸経費を控除した金額をオーナー様に送金します。入金遅延がある場合は、当社からテナント様に連絡や催促をします。
テナント様などから「天井から水が漏れている」、「異臭がする」などの連絡があった際に現地確認を行い、応急処置や修理工事業者の手配など必要な対応を行います。トラブル発生時は、オーナー様とテナント様で意見の相違が起きやすいですが、迅速な対応とこまめな連絡を徹底することで、双方の損失を最小限に抑えることを心がけています。トラブル発生時こそ、当社の腕の見せ所です。
定期的に現地に足を運んで、物件に異常や不具合等がないか確認します。物件を目で直接を確かめることで、異常や不具合等を早期発見できる可能性が高まり、結果的に修繕コストの削減に繋がります。
定期的な巡回ができるのは、地域密着の当社ならではの強みでしょう。
電気設備や配管、外壁や屋上防水などは経年劣化しますが、これらの修繕コストは決して安価ではなく、数百万単位になることも珍しくありません。当社では、物件のご利用者に不便をかけないことを優先しつつ、オーナー様の不測の支出を最小限に抑えられること、及び物件の資産価値を維持できるような提案を心がけております。
物件の品質と機能を健全に維持していくためは、当社のみならず外部委託業者様や専門家のご支援・ご協力が不可欠です。また、当社単独では、時に偏った対応を取ってしまう可能性もあります。そこで、外部の専門的な技術や知見を積極的に活用し、オーナー様、テナント様の双方にとって最善な対応を取ることを心がけています。